2月に読んだ本の紹介
おはようございます!三吉です。
2月に読んだ本の紹介です。
今回は3冊のみ
幸福な食卓 瀬尾まいこ
ももこの話 さくらももこ
西の魔女が死んだ 梨木香歩
なかなか読書をする時間がとれませんでしたが、すきま時間でちょこちょこ読みました。
【幸福な食卓 瀬尾まいこ】
初めての瀬尾さんの本。
名前を聞いたことのある作家さんの作品はとりあえず読んでみようと、買ってみました。
タイトルに惹かれて^ ^
主人公の佐和子は中学生。
お父さんが自殺未遂をしたことをきっかけに、お母さんは家を出てしまい、佐和子は父と兄と3人で暮らしています。
別居しているけど、お母さんとの仲は良く、家を行き来する仲。
学校での悩み、家庭での悩み、色々あるけれど、さっぱりと淡々と物語は進んでいきます。
高校生になって、彼氏もできて、普通だけど、それなりにしあわせな日常を送っていた矢先、佐和子にとってショッキングな出来事が。
内容としては不幸で暗い物語な気がするのだけど、そう感じないのは、瀬尾さんの文章から滲み出る雰囲気なのかなあと思いました。
悲しいこともあるし、家族も形としては崩壊しているように見えるけど、家族の形は一つではないなと考えさせられました。
みんな個々でやりたいように、自由に自分の人生を生きている家族だけど、ベースには家族という括りがあるのかな。
なんだかよくわからない感想になってしまいましたが、読んだ方、映画を観た方の中には、わたしの言いたいことをわかってくれる方がいるかも笑
お兄さんの彼女の小林ヨシコさんが、なかなか厄介な人に見えるのだけど、物語のキーパーソンで、わたしは好きです^ ^
読み終わったら、シュークリームが食べたくなる話です。
【ももこの話 さくらももこ】
ちびまる子ちゃんでおなじみ、さくらももこさんのエッセイです。
このエッセイを初めて読んだのは、中学生の頃だったかな。
初めて買った漫画がちびまる子ちゃんで、まるちゃんを書いている人の本だ!と図書館で借りた記憶があります。
小学生、中学生の頃はりぼん読者で、まるちゃんは毎月見ていて、コミックも買っていました。
まるちゃん、こどものおもちゃはわたしのバイブルともいえる。
あと、すごいよマサルさんも。
さくらももこエッセイの中ではこのエッセイが一番面白い気がします。
父ヒロシにお風呂で歌を教えるエピソードが大好きで、初めて読んだ当時も爆笑した記憶があります。
久しぶりに読みたくなったので、古本屋さんで買いました^ ^
2月は仕事がとにかく忙しく、余裕がなくて、そんなときに良い息抜きになりました。
エッセイは気楽に読めるし、面白いエッセイはストレス発散にもなるので、2月のあのタイミングで読んだのは正解だったなと思います。
笑いたい人、ストレスを抱えている人、最近イライラしている人、落ち込んでいる人、全ての人におすすめ^ ^
【西の魔女が死んだ 梨木香歩】
学生の頃の課題図書に入っていた気がするこの本。
毎年ナツイチなどの文庫本フェアでもたしか入っていて、タイトルのインパクトからとにかくずっと気になっていました。
中学生のまいは、学校での生活になじめず、夏休みの間、自然の中で暮らすイギリス人のおばあちゃんの家で共に過ごすことになります。
おばあちゃんのもとで魔女修行をすることになったまいは
・なんでも自分で決めて、それを守ること
・外からの刺激に動揺しないこと
など、修行を通して心を成長させていきます。
この物語は、魔女修行を通して、子どもから大人になることへ向けての、人としての成長が書かれているほか、死についても書かれています。
まいのパパは「人は死んだらなにもなくなってしまう」と物語の回想シーンで話していますが、わたしもそう思ってこれまで生きていました。
でも、魂がなくなるってどういうことだろう?感情というのは?生まれ変わりってあるのか、死後の世界で生きられるのか?子どもの頃からずっと不思議で答えが出ないままでした。
大人になってからわたしは友だちと、ずっと一緒に暮らしてきた祖母を亡くしているのですが、残される身としては本当に悲しくて、後悔ばかり感じていたのですが、この話を読んで、長年の疑問や悲しい思いが晴れる答えが見つかったように思います。
課題図書なるのも納得!
まいと同じ中学生くらいに向けた本なので、読みやすくて、読書初心者の方にもおすすめです。
今月は今のところまだ一冊も読了本がありません。
後半は少し読書をする余裕もありそうなので、あたたかい日中にのんびりと読みたいなーと思っています^ ^
ではまた〜
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