芝康弘画伯の個展が始まります!
おはようございます!
今日も良いお天気ですね!
トイレDIYで勝手に盛り上がっているAkikoですが、
10年以上も本業として携わっている執筆業で嬉しいお知らせがありましたので
今日は、みなさまにもお知らせさせていただきます♪
ちょっと長いのですが、ご興味のある方はお付き合いくださいませ♡
私が、常連執筆陣として掲載させていただいている
季刊誌「Japanist」の33号で取材させていただいた日本画家の芝康弘先生。
取材終了後は、編集長経由にて
「もの凄く良かった!」
「中途半端な自分が記事になるのが心配だったけど、こんな風に書いてもらえて嬉しい!」
と、お礼をいただきました。
芝康之画伯は、年齢は40代半ば。社会人であれば大人としての年齢ですが
歴史の長い日本画の世界では、「まだまだ若手」です。
それを彼自身自覚しているからこそ、「中途半端な年齢の自分に記事になる価値があるのかな」
という不安があったと言います。
これまで私が担当した日本画家は、院展の同人であり重鎮である手塚雄二先生。
僭越ながら、私のエッセイ集『幸せの隠し味』の表紙を
(私の半ば強引なお願いにより)先生の作品で飾っていただいています。
そして、文芸春秋の表紙を10年務め、ヨーロッパでも絶大な評価を得ている
独立派の日本画家、平松礼二先生。
日本画ではありませんが、日本画の伝統狩野派の血を引くガラス作家狩野智宏先生。
芝先生の作品紹介の後の号にはなりますが、
パリで活躍し、千住博を師に持つ、異色で魅惑的な作品を生み出す日本画家、釘町彰先生。
手塚雄二先生は16ページ、それ以降の方は雑誌の関係で12ページという贅沢な誌面を
使って、作品と作家の魅力をお伝えしてきました。
それを知っているからこそ、最初はちょっと躊躇されていた芝先生。
でも。ちゃんとした不特定多数の方の評価がある(他薦である)。
審美眼がある編集長がおススメの若手作家である。
何より、書き手である、私の心が揺さぶられている。
それは、「業界」での熟練具合とは関係ありません。
それで、十分記事の価値のある逸材です。
ということで、Japanist 33号で12ページにわたってご紹介した芝康之画伯。
このたび、日本橋三越本店にて、個展を開くことになりました!!!
開催期間は、2017年12月13日~19日まで。(~18日まで作家在廊)
芝先生からは、雑誌取材の件などのお礼も含めた
直筆のお手紙も添えて頂きました♡
私も時間を見つけて伺いたい!
日本橋三越で個展を開くというのは、画家として大変なこと。
自分が発掘した作家さんであるわけでもないのですが、
自分が取材した作家さんが活躍している姿を見るのは本当に嬉しいです。
子供や馬など、ほっこりとしんみりと。
愛情というのは、こういうことなんだな、って、
言葉ではなく感性で伝えてくれる素敵な作品たちです。
芝さんのご子息がモデルになった作品は、
ちょうど今のうちの息子たちと同じくらいだったりして、
自分の毎日、子供たちの成長を思い浮かべちゃったりして
うっかり涙さえ出てきてしまいます。
文筆家という仕事は、
「あれもこれもやってきたし、興味もあるけど結局、どれも中途半端」
という私にとって、
自分自身が「なにもの」にもなりきれない私にとって、
とても刺激的で、天職だと思っています。
自分がいたれない境地。
伝えきれない思いや感性。
果たしきれなかったビジネスでの功績。
たくさんの思いや経験を抱えながら、「会社役員」の座を自ら降りた自分にとって
それらの経験を活かしながらも、子供のころから好きだった
文章の世界で関わり続けられる。
中途半端であっても、経験があるからこそ、取材相手とも会話ができる。
芸術家だけでなく、いわゆる芸能人、や、ビジネスの世界に生きる実業家、
政治的社会的役割を担うキーパーソン、
などなど、たくさんの方と取材を通して対話してきました。
(故島倉千代子さん、五木ひろしさんや松岡修造さん、
先日亡くなった知の巨人、渡部昇一先生、
沖縄アクターズスクール創業者のマキノ正幸氏、
吉野家元会長の安倍修二氏など、数えきれないほどの偉人達…
(→彼らとの対話でいただいた「言葉」をコラムにまとめています。
ご興味ある方はぜひ、ご笑覧くださいね♪)
その取材のどれもが、かけがえのない体験でした。
そして、その仕事を現在進行形でさせていただいています。
「彼ら」は、もちろん「自分」ではないけれど
「彼ら」を見る目を通して、「自分の論点や感性」を伝え、
伝えようと努力することで、自身を鍛えることもできる。
もちろん、前提として、それらを駆使して「彼ら」自身の魅力も発信する。
こんな素敵な仕事はないと心底思っています。
あの人の、素敵!を誰よりも感知して、より伝わるように文章にしたためる。
人の揚げ足をとることもなく、人の欠点を探す必要もなく、
他のだれかと比べなくてもいい。
ただただ、人の素晴らしい点にフォーカスし、
自身の感性で伝える努力をする。
なんて、誇らしい仕事だろう。
なんて、恵まれた仕事だろう。
そんな思いで執筆の仕事をして10年以上。
たくさんの方から、お礼状をいただいたり
(俳優でケーナ奏者でもある田中健さんからは
コンサートの招待状までいただきました)
たくさんの経験、思い、感性を分けて頂きました。
芝先生も、これからも、さらに大きく羽ばたくでしょう。
その活躍を願わずにはいられません。
小さなお子さんを描いた、頬が緩む優しい絵画。
懐かしい景色や優しい馬の表情に、ふっと癒される瞬間に気づくでしょう。
お子さんがいる方なら、きっとわが子の面影と重なり、涙が浮かぶことでしょう。
素晴らしい作品。素晴らしい作家。素晴らしい仕事。
素晴らしい毎日。素晴らしい家族。素晴らしい自分の人生、
と、それに関わってくれた仲間たち。
今日も明日も、その先の未来も
たくさんの「素晴らしい」に恵まれた日々が、みなさまのもとにも溢れていますように♪
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
時間のある方は、日本橋三越へgo!!!
今日も、素晴らしい出会いのある1日になりますように!
schoenes Tag noch!
text by Akiko Sekiguchi
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