お祝いシーズン♪ 着物収納、試行錯誤。

みなさま、おはようございます!Akikoです。

昨日は肌寒い日となりましたが、全国で入学式が行われたことと思います。

今年入学されたみなさん、そして親御さん、おめでとうございます♪


わが家の長男も、昨日無事入学式を終えました。

今日からピッカピカのランドセルを背負って、小学校に向かいます。

往復車送迎だった幼稚園時代から、一歩大人の階段をのぼりますね。


さて、春は卒業式、入学式と、普段より着物が活躍する季節でもあります。

私は、入学式だけはぜったいに着物を着ていこう!と

ココロに誓っていました。

自分で着付けをしたのは長男の七五三以来二年ぶり。

母の着物と、祖母の帯を締めて。春らしく、親らしい装いを心がけました。

いかんせん、二年ぶりです。

着付けの技術は置いておいて、着れたことだけで十分満足しました。

祖母の帯は、祖母も母も留袖に合わせていたのですが、

ふいに思い立って、こちらの訪問着に合わせたら、

「ベスト・マッチ!」

(現在放映している仮面ライダービルド風に…。男子ママネタですみません(笑))

母も「留袖以外に合わせたのを見たのは初めてだったけど、素敵!」

と、褒めてくれました。

着物はこういうコーディネートの楽しさが、

洋服よりも広がりがあります(ような気がします)。


さて、着物をお持ちの方は収納に悩みますよね。

私の家にも着物がどっさりありました。

夫の実家に嫁いだので、義母のものはもちろん、

とうの昔に亡くなっている義祖母のものも。

しかも、義祖母はお茶の先生をしていたそうで、

普段着から羽織から、反物までありました。

現在は書斎になっている「旧和室」にあった桐の箪笥。

昔の写真がなくてごめんなさい!
DIY中の写真です。机の横にあるのが桐の箪笥。


以前、義母とこの箪笥の中をひっくり返し、着物を処分しようとしたのですが

当時はまだ着付けを習う前で、

自分に何が必要か? 何が要らないか?

ということがまったくわからず、もう少し着物の勉強をしてから

整理をしようと思って、いったん箪笥に戻していました。


さて、書斎のDIYの際に、いよいよ「そのとき」がやってきました。

再度、着物を精査すると…。

10cm身長の違う義母とはサイズが合わない。

義母の好みと私の好みが違う。

義祖母はさらに身長も違う…。

(義父母は亡くなり、義母は着物をもう着ないそうで…)


けっきょく、一部の帯以外は「これからも必要ないだろう」

と思えるものばかりでした。

帯揚げ、帯締めなどの小物は、着付けのコーディネートの

バリエーションが増えると思い

状態の良いものは残しておきました。

実際に着物としては使わなくても

絵画の代わりに飾ったり、クッションやテーブルセンターにリメイクしたり。


さて、思い切って桐の箪笥自体を断捨離した私ですが、

「実家の祖母、母、私」と三代に渡り引き継いでいる花嫁衣装や留袖など

「次世代にも引き継ぎたいもの」は、実家の桐の箪笥に納めさせてもらっています。


そして、これからも私が使いそうな着物たち。

子供の晴れの日や、仕事関係のパーティーなど、時々着物を着ています。

浴衣は毎年一回以上は着ていますし、長男の羽織袴も次男のために

とっておいてあります。

着物収納は必須。だけど桐の箪笥がない!

新調しようと思いましたが

クローゼットの幅に入る桐の箪笥なんていうのはなくて

現在はこちらに収納しています。

防虫加工や、湿気対策、脱臭効果が ”軽く” 施されているモノ。

たくさんの着物を持っていない私は、

こちらに、ある程度のコーディネイトを想定して収納。


着物に、それに合わせる帯3種、帯揚げ、帯締めもそれらに合うモノを数種類。

もちろん、長じゅばんや下着類、足袋や紐類一式、帯枕や着付けに使うピンチも。

けっこう収納力があるので、着物二枚とそれに付随するセットを入れることができ、

これ一つで、コーディネートのバリエーションを考えることができます。


別の入れ物には、「浴衣セット」。

浴衣に使う帯や髪の毛に飾るかんざし、巾着も入れてあります。

子供たちの浴衣もこちらに。

これを重ねて、寝室のクローゼットにin。


ただし、これも「仮の姿」です。


いずれ、子供たちがおおきくなったら、1階の和室を整理して、畳を張り替え、

着物スペースにしようと思っています。

(現在は、二人分の着替えや工作セット、おもちゃなどでいっぱいです・・・。)


さて、「整理」対象となったほとんどの着物ですが、

いざ、着物のリサイクル店に連絡してみると

「状態&元のモノが良いものだけしか買い取らない(無料引取りはなし)」

というところばかりでした。

そういうモノは残念ながら整理対象にならなかったので

けっきょく「ボロ布同然のゴミ」という悲しい結果に。

でも、使わないものがあっても仕方がありません。

古い洋服はただでも引き取ってくれるリサイクルショップがあるのに

着物は、イイモノ以外は絶対に引き取ってくれません。

着る人が少ないから仕方がないとはいえ、寂しすぎますね…。


泣く泣く捨てようか、と考えているときに実家の母に相談したら、

実家の自治会で着物の端切れを使ったお人形作りのサークルがあるから

寄付できるかもしれない、ということでした。

その後、そちらへお持ちしたら、喜んですべて引き取ってくださり、

可愛いお人形に生まれ変わっていました。良かった!


整理収納や断捨離にさまざまな考え方がありますが、

私は、

「モノを片付けるということ」=「ゴミを増やすこと」

にならないように、どう工夫すれば良いかをつねに考えています。

今回は、素敵なサークル活動のおかげで、ゴミとならずに「資源」となりました。

たくさんの情報を収集していくことも大切ですね。


どんな場面に出会っても、「情報は宝」ということ。

そして子供たちにも言っているのは「資源は有限」ということ。

着物を着るからこそ、着物をいったん整理して

本当に使えるものだけにしておくと、

気軽に着ようと言う気持ちになります。

モノを厳選することで、モノは生かされ、生活にも彩りやリズムが生まれます。


一方で、自分の元から離れれば、何でもいいやという利己的な発想

整理しただけでは自己嫌悪にも陥ります(私の場合は)。


整理収納。本当に奥が深いです。

いや、私が勝手に深くしてしまっているのかも?

と言う感も否めませんが……(苦笑)、

今回も長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました!


単にモノを整理する、というだけでなく

一つの事柄から、複眼的に物事を考えることができる、

そんなヒントになれたら嬉しいです。


今日もみなさんの一日が、深~い出来事に彩られた日になりますように!


schoenes Tag noch!

text by Akiko Sekiguchi

住まいにsmileを。

コンセプトは 「住まう人が幸せになる家づくり」 異なる個性を持った整理収納アドバイザー3人が、 整理収納のこと、インテリアのこと、DIYのこと…。 みなさまのお悩みを解決します。

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